初めまして。中里です。
どうぞよろしくお願い致します。
さて今日はFXにとってもビッグイベントになる「米雇用統計」発表の日ですね。
このところドル円は上がってきても、107円台にうまく乗り切れないところで、かなりドルが傷んでいるなあと感じます。
その一方で9月30日の金融安定化法案が下院で否決され、マーケットの不安が広がり前日比-777.68と史上最大の下げ幅で終了したのにも関わらず、ドル/円が9月16日につけた103円50銭近辺を大きく割り込まず、比較的あっさりと106円近辺に戻ってきた事は評価出来ます。
これにはもちろん、欧州圏内での金融不安が実感となって広がり、更にはFRBに比べると判断が遅いECBの対応の不安がユーロを弱らせていると言う事も理由かと思われますが、昨日の一週間の米失業保険申請者件数で事前予想47.5万人のところ49.7万人、米8月製造業受注指数前月比が事前予想-3.0%のところ-4.0%と発表されると、ドルは敏感に売られている事からまだまだ油断は禁物で、今日の結果次第で再び下値トライがあり得る状態かと思われます。
そうした場合、ストップロスを巻き込みながらもどんどん動いてしまうので厄介です。
一方で良い結果が出たからと言って、今後すんなりと107円台に乗り続けるほどのドルの回復力は考えられません。
さて、余談ですが雇用統計の時はもちろん、各種重要経済指標発表の時、ディーラーは夕方くらいまでにポジションを綺麗にして、発表がある9時半(夏時間)位まで「中抜け」で外に食事をしに行ったり、来るべき時間に備えて寝ていたりしていました。
ほとんど発表までレートは動かないので、9時ころになると一杯どこかで引っ掛けてきた人は、ご機嫌な状態でディーリングルームに戻ってきて、周りから「”らりるれろ”は言えるか?」とかちょっかいをだされたりで、緊張を解きほぐすかのような和やかな一瞬を迎えます。
しかし、発表5分前からこうした酔いは吹っ飛ぶようで、指標の発表がある頃には皆普通の姿に戻るので不思議です。
一般投資家の方の中には、指標前にあえてポジションを持つことも多いようですが、ちょっと一息して指標が出てから…と言うのもリスク管理の面からもお勧めしたいです。
今でこそ雇用統計がビッグイベントですが、「双子の赤字」などが問題になっていたその昔は雇用統計よりも貿易収支がビッグイベントでした。
マーケットは常に進化し続けているのですね。
では良い週末をお過ごし下さい。
それにしてもなんだか緊張します。このブログ…。
中里エリカ