朝方枕もとに置いてあるアラーム代わりの携帯電話を、寝ぼけ眼で止めて、ついでにNY市場の相場を確認したのですが、あまりの状況にびっくりして飛び起きました。
米株式は一時前週末マイナス800ドルを超え、2004年10月以来の10000ドル割れ。
ドル円は4月以来の下値100円前半、ユーロ/ドルが1.34ドル半ば…NZ円が62円割れ、豪ドル円が70円前半、ポンド円が174円台などなど見ていくと溜息ばかりですが、まさにストップロスがストップロスを巻き込んでしまった感じだったでしょうね。
こうなると本当にどこまで行くか判りませんが、「正いのはマーケット」ですから、「ここらへんで止まるだろう」と言う人間の考えは間違える事があります。
ドル円に関して言うと、ちょっと怖いのが日中、100円割れすることなく102円台前半までつけているところです。
海外時間になってから、株式の動き等によっては「上がったところが売り場」ともなりかねませんので、慎重にしたいところです。
ついでの話をしましょう。
通常、証拠金取引のモニターを見ていると、必ず売り値、買い値が両方提示されています。
しかしながら、プロの市場である、インターバンクでは大きく動く時は「買い値なし売り値のみ」「売り値なし買い値のみ」が起こる事もあります。
例えば、何か事件があったときにポジションを持っていて、とにかく早く売りたい。
でもマーケットには売り値しかない、早く売らなければもっと下がってしまう…。
しかも売り値がどんどん下がってくる…。
何せ最低取引金額が100万ドルですから、1銭違うと1万円違ってきます。
もちろん通常、500万ドルから1000万ドル単位での取引ですから、ちょっと動いただけでもかなりの増減が出てきます。
そんな時に買い値が出て来ない…。
損が瞬く間に広がる。
と言うか、現時点での為替レートさえ分からない。
すごい恐怖です。
外国為替市場は取引所がないので、いろいろな人に取引レートを聞いてみるけれど、そういう時は実勢レートが把握できないのでそれぞれがめちゃくちゃ。
為替ブローカー各社のレートもバラバラ。下手をすると売り値と買い値の差が1円以上開いている事さえあります。
そういう時どうするか?
目をつむって出てきた買い値で売ります。
それがどんなレートであっても。
そうしないともっとやられるかもしれない…と言う事です。
大体の場合はその後相場が戻ってきますが、それはそれで、「損がこれだけで済んで良かったと思え。」と上司から言われました。
そういう観点からみると、むしろ「売り値と買い値」が両方セットで常に出されているのはすごいことだと思います。
何が言いたいか?
繰り返しになりますが「正いのはマーケット」です。
プロのディーラーだって底値はわかりません。
どうも違うなあと思ったら、素直に損切り撤退しましょう。
損切りはシートベルトです。
自動ロスカットまで待つのは遅すぎです。
また好きなパターンの時にマーケットに戻るためのロスカットだと思って潔くいきましょう。
明日はもうちょっと気持ち良く目覚めたいところです。